液晶パネルのCCFL交換





●はじまりは中古パネル
一時期、アホみたいに液晶パネルをネットオークションで買い漁ってた頃があり、
何でもかんでも安価で落札する割には、ロクに動かない事が増え、
妙なストレスが溜まっていた事があったので、ベタ過ぎる仕様のパネルを入手しようと思い、
そして何故か同じパネルを2枚落札した事がきっかけになりました。
その時入手したのは、SAMSUNG ELECTRONICSのLTN141-X6で、微妙な型番違いではあるものの、
仕様としてはXGA(1024×768)で各色6bitのLVDSタイプのものでした。



●状態の差。そして交換
中古品で全く同じ状態の物はありません。
しかし、似たような状態はあるわけですが、今回入手した2枚のパネルはそれぞれに状態が違います。

1枚は見た目の状態は良いのですが画面が異様に暗く、もう一枚は正反対です。
色々な組み合わせで試してみましたが、やはり見た目が良い方のパネルは暗いのです。
他、共通して言えるのが、気持ち赤みがかっているのです。
幸い、素人判断ではドット抜けは無いので、CCFLを交換してみることにしました。



注意

これから紹介する内容は、対象となる液晶パネルによって作業内容が異なります。
また、交換を目的としていますので、実際の作業手順とは異なる場合があります。
一つの参考例としてご覧下さい。

なお、CCFLは一種の蛍光灯(管)であり、ガラス製品で水銀等の物質が含まれているので、
各市町村等で廃棄方法が異なります。
作業にはくれぐれも注意し、交換後のCCFLは適切に処理して下さい。



●作業前
作業前に、A-200Kの基板を繋いで表示状態を確認します。
写真では解り難いのですが、ちょっと赤みがあり、輝度が暗い状態です。


関係ありませんが、表示中の映像は土曜午後に関西ローカルで放送されているヤツです(笑)



●とりあえずバラして取り替える
今回用意したものは、直径2.0mmのCCFLです。
出張の際に立ち寄った秋葉原で、CoCoNet液晶工房にて購入しました。
購入の際には、予めCCFLの長さを測っておいてください。
あと、交換だけなら特に必要ありませんが、元々パネルに付いていたケーブルが短かったので、
新品のコネクタつきケーブルも購入しました。



CCFLについては他にも取り扱いされているお店や商社もありますので、調べてみて下さい。

さて、さっそくバラしに掛かります。
まず、取り外す必要のあるフレームに目星を付け、関係のあるネジを外していきます。
その次に、はめ合わせしている箇所を丁寧に外していきます。


枠を外した状態です。




取り外しの際は丁寧に。



CCFLのみを外した状態です。丁寧に取扱いましょう。



CCFLの両端についているキャップを外して、ケーブルを外して取替えます。
キャップを取り外す際は、CCFLに張り付いてる可能性があるので、
丁寧に剥がしてから取り外してください。
また、CCFLには極性があります。購入時したお店や商社で確認しておいて下さい。



そうそう、何故か事前に調べたCCFLの情報が若干違ったようで、
実際に付いてたCCFLは購入したものよりも直径が太かったです。
ですが、多少細い分には問題ない様子です(爆)
写真は、下が取り外した物で、上が新品の物です。
寿命末期の蛍光管と同じように、電極付近が黒くなって居る事が解ります。



あとは、外した順番どおりに組み付けていきます。
部品の組み忘れや、無理な組み付けに注意して下さい。



●完成
写真ではよく解りませんが、明るさは見違えるように変わりました。


このパネルの場合、思ったよりは手間にならなかったので、
この程度の出費で液晶パネルをリフレッシュ出来るなら、もっと積極的に交換しても良いかなーと。



●おまけ

何となく、こんな感じで横に連結してます。


最終的にどう纏めるかは未定。



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